匿名性と炎上と
天気:曇り 帰り際に雨、すぐに止んだがの。
今日からわしも仕事始めじゃったわけじゃが、なんともまぁ、せんないのぅ。
完全に正月ボケじゃなぁ。もう2・3日は辛いんじゃなかろうか。。。
さて、インターネットの匿名性の是非について、様々な議論があるようなので、炎上と一緒に少し考えてみるかのぅ。小倉弁護士のブログなんかを読んでみると面白い。
まぁ、わしはネットの匿名性はあるべきじゃと思う。
なぜって、わしもそうじゃけど「他人の目を気にすることなく自由な発言ができる」じゃないか。わしなんか、特に小心者じゃけぇ、あんま好き勝手な発言はできんし、よく「言ってることが難しい」とか、「で?」とか言われた経験があるもんじゃけぇ、他人に対して自分の考えを言えなくなってしもうた。
そんなわしにとってブログは自由気ままに思ったことを発言できるのが魅力じゃな。なぜなら、原則としてこのブログを読んでくれてる人とわしは面識がないけぇ、臆することがない。
じゃが、それを悪用する人がおることも事実。匿名性を利用した人格攻撃や誹謗中傷なんぞ、よく見かけるしのぅ。
じゃが、これは匿名性の問題なんじゃろうか?
無論、制度にも不備はあるじゃろうが、基本的には情報漏洩と同じで、結局は「利用する側のモラルの問題」なんじゃかろうか?
こんなのは常識じゃろうと思うんじゃが、いかんせん大きな子供が最近多すぎる気がするのぅ。身近な例で言うと、
結構古い話じゃが、一時電車内での若者の携帯使用が問題になっとったが、わしから見ると「大人の方がマナーのない通話客が多い」と思う。(まぁ、わし自身がリーマンで時間帯にもよるんじゃろうがな)
なんじゃろう、仕事なら許されるとでも思うとるんかの?むしろ仕事だからこそやっちゃいかんのじゃないか?CSRはどうなった?
つまり、大きな子供が子供を育てた結果、モラルのない大きな子供が育つのは当然の事じゃな。匿名性の問題を解決・・・は無理じゃろうけぇ、少しでも良い方向にもっていく為には小さい頃からの情報リテラシ教育が重要なんじゃないかと思う。
きちんとした、モラルを教え、大人が率先してそのように行動していれば子供は自然とモラルのある大人に育つじゃろう。それくらい人間は環境に左右される生き物なんじゃな。
で、匿名性のほかにも、「炎上」という問題があるようじゃな。
これは匿名性を利用した攻撃も確かにあるが、特にひどいのは「非常識な発言」じゃろうなぁ。
このへんに主な炎上事件をまとめたサイトがあるんじゃが、まぁ、可哀想(他者からの攻撃によって炎上したケース、本人に非があるとは言い切れない、もしくは言えないケース)なのもあるが、本人が明らかな原因である事件が予想以上に多い。
著名人じゃったり、芸能人じゃったり、一般人じゃったり・・・まぁ、呆れるような発言なんかをして炎上しとるのぅ。そもそも
現実社会で一般大衆に発言して非難される様な事を言わんかったら炎上なんてそんな起こらんのじゃないか?(イデオロギーの対立は仕方ないんかのぅ。でも建設的な議論ができてないところに問題があるんかのぅ?)
見てみると、他者(社)を馬鹿に(非難、見下)したもの、駄目武勇伝(他人に実害あり)、etc っと。
これらは明らかに本人(ブログ主)が悪いのぅ。なんでこんな事したんじゃろうな?他にも大勢の意見に反する発言も炎上に結びついとるようじゃが、これは本人に非はないんじゃないかと思えるのぅ。なぜなら、この国は民主主義じゃから。多様な意見や主義、主張を認める国(のはず)なんじゃから。
じゃが、どうも「自分とは違う意見、自分の気に入らない意見に我慢できない」子供が多いようじゃな。
もっと他人の意見を聞き、自分の意見を見直し、建設的に前に進むことを覚えるべきじゃなかろうか?
わしはそれこそが民主主義の本質じゃと思うとる。
結局、匿名性の是非の様な、おそらく答えのでないであろう問題に時間を割くのもええが(わしも議論は好きじゃし)、まずは「人の質」を高める方が大事なんじゃないかと、わしは思う。
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