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IT業界の現状

天気:晴れ 時々 曇り

あっつぅ!!今何月じゃぁぁぁああ!!5月じゃぁああ!!

うむ、すまん。更新滞りまくりじゃが、まぁ、わしのブログじゃしええか。

そんで、今回なんでこんなタイトルなんかというと池田教授のブログで熱い議論が起こっておって、わしもコメさせてもろうたけぇ、書いてみるかという感じに。。。(コメで偉そうなこと言うとるが、しょせんは爺の戯言)

いつもためになる記事じゃなぁ。ITのゼネコン化かぁ。確かにのぅ。この業界に入って最初の仕事始めた時から「あれ?外っ面は先進企業なのに、中身は一昔前のままじゃねぇか」と思ったのぅ。

もちろん、全部がそういうわけじゃない。中身もどんどん新しく、斬新な取り組みをしとる大手もあるが、わしが仕事をしよる大手メーカー企業(雇われとる会社ではない)はしょんぼりな中身じゃな。

構造的に見ると、親が受注をした場合は、親がピンハネして、子会社に委託、子会社がマネジメント費をごっそり持っていき、下請けから派遣させて開発をさせるというもの。もちろん下請けは最も労働時間が長く、売上は安い

なんでこんなことになっとるんか考えてみようかのぅ。多分じゃが、親は取れるだけの仕事を取ってくる。その中から今後につながる(随意契約の望める案件)か、宣伝効果の強いもの(ニュースで大きく扱われる案件)は、恐らく自分とこでやるじゃろう。なぜなら、それらの案件は一時の売上よりも、今後の売上に大きく影響を及ぼすからのぅ。

で、それら以外の案件は子会社に委託するんじゃろう。なぜなら、そこに人材を割くよりも、先の案件に割いた方が有意義じゃけぇな。子会社に委託する理由は子会社の業績を確保する為じゃな。でないとグループの業績が悪うなるけぇ。

そんで、子会社は人材がそんなにおるわけじゃない。仕事の内容によって必要な専門スキルは様々で、それらを確保、維持するにはコストがかかりすぎる。かといって、親からのおこぼれを受けんわけにもいかん。先も言うたが、仕事は請ければ受けただけ金が入ってくるけぇな。

で、どうするか?ここで初めて外部の企業を使うわけじゃな。自分とこに人材がおらんなら、おるとこに頼めばええわけじゃ。そんで仕事の話を振られた下請けは必要な人材を提供して金を稼ぐと。もちろん、ここまでに親、子会社が入っとるけぇ、発注元が支払う金額から相当引かれたわずかな金額しか下請けには入らん

じゃあ、断れよってわけにはいかんのが辛いところ。なぜなら、仕事がこなくなるから。

この業界におる人ならわかるじゃろうが、基幹システムや止まってはいけないとされるシステムは化石に近い様な技術で構成されとるんようなぁ。そんな技術は、昔から存在し、今では大手メーカー企業と呼ばれるとこ位にしか残っとらん。

しかしその分、稼動実績があるわけじゃ。ここが大手に仕事を依頼したくなる理由になっとるんじゃろう。

例えば、お前さんが一ユーザー企業(開発能力の無い企業)の情報システム部の人間で、自社の基幹システムと連携させるような業務システムの開発をするとしようか。ところが、自分とこはシステム開発なんてしたことないし、情報システム部門の人間とは言え、仕事内容は社内システムのヘルプデスクじゃとしよう。当然、どこぞに発注するわけじゃが、開発するシステムは基幹システムと連携をさせるものだから、高い信頼性が必要、さらに充実したサポートサービスも必要。

となると、弱小IT企業じゃ、もう無理じゃな。お前さんは当然のように「大手メーカー企業」に話をもっていくじゃろう。信頼度が違うもんの。

まぁ、それは当然の成り行きじゃけぇ、お前さんが悪いわけじゃない。

しかし、大手メーカー企業はその程度の仕事に熱をあげたりはせん。サクッっと子会社へ委託して、後は上で言ったような流れになっていくじゃろう。

まさに悪循環。じゃぁ、どうするかのぅ?

ここで、池田教授の言うように「外国人材の受け入れ」を行うべきじゃなぁ。すると日本の人材は一時苦しい思いをするかもしれん。じゃが、それも束の間。

すぐに(本物の)外資系企業が日本市場に参入してくる。すると「日本のみでの実績」よりも「世界での実績」をお前さんも選ぶじゃろう。

ここで競争の激化が起こる。全ての企業は「優秀な人材」を掻き集め、維持しようとするじゃろう。これは技術者にとってはありがたいことじゃな。

ちなみに下請けの企業にもメリットはある。今現在、先進的な技術力なら大手を凌ぐとこもかなりある(じゃから、大手も下請けを使うんじゃが)。そんなとこはすぐに外資系企業が取り込みにくるじゃろう。もちろん、今までそこを下請けに使ってた大手も取り込みにかかるじゃろう。つまり、自分を高く売れるようになる

まぁ、自分でも楽観的じゃとは思うがのぅ。

ゼネコン構造が生まれ、維持されるには「閉鎖空間」が必要で、日本は理想的な土壌な。

この閉鎖がとかれ、ITの市場が世界に広く開かれた日にこそ、わしら技術者にとっては最良な時代が来るんじゃないかのぅ。

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