あたし彼女
天気:曇りor雨
ん~、久しぶりじゃなぁ。
蝶遅ればせながら、携帯小説「あたし彼女」の感想などを書いてみようかの。
モノ自体は9月の終わりには読んだんじゃが、気分的に今日書いてみよう。
まぁ、携帯小説という単語には違和感があるよなぁ。わしは本が好きで漫画も小説も相当に読んどるけぇかのぅ。
で、実際に読んでみて思うたんは、まず携帯小説という言葉はナンセンスじゃなぁ。どうせなら携帯本とかにすればええのに。
そもそも小説って感じじゃないしの。具体的に言うたら「文章による描写がほぼない」。
わしの中では小説といえば読み手の想像力によって文章から世界を組上げ、その中で各登場人物なりなんなりの物語が展開していく というもの。
「あたし彼女」の世界は「ない」。「あたし彼女」は心と感情だけを伝えておるのぅ。
結果から言えば面白い。携帯という媒体を考えると、よくぞこのカタチを思いついた!と、携帯小説というもの自体は絶賛してもええ。
「あたし彼女」では、主にアキの心の動き、時々の感情をストレートに書いておる。これによって読み手にはダイレクトにそれが伝わり、ハマる。ただし、堪え性のない人は途中で投げ出すじゃろうな。
なんぞ、著名な人で絶賛しとる人もおるようじゃが、その理由はこの辺に起因するんじゃろうな。
最近の若者を中心に流行っておるようじゃが、なるほどと思うた。良く言えば素直で分かりやすく、共感もまたしやすいんじゃが、悪く言えば馬鹿でも読める。
つまり、読み手の想像力を刺激するような、また独自の世界観を紡ぎだすのではなく、ダイレクトに想いだけをぶつける ような感じじゃなぁ。
うん、これはこれで面白い読み物なんじゃが、小説と言われるとどうものぅ。。。
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